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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

「尊敬する、水野紀子教授」をアップロード

 一般の人々の反応(2)No.5 「猫の法学教室」の掲示板へのmizumotoさんの投稿に対するコメントを0時台にアップロードしました。

http://www.partner-marriage.info/hannou_2_5-comment.html

 一般の人々の反応(2)No.1、No.2、No.3、No.4において法律家の方々の解説を全文掲載したのは、二次資料を頼りに理解したと思い込むことの危うさを知ってもらうためでしたが、その二次資料にあたるのが、このmizumotoさんの投稿です。


 11月18日で判決から一年が経とうとしています。判決直後、わずかな新聞記事に基づいて“ワイワイガヤガヤ”した人たち、今ではもうこの判決のことも、自分たちが“ワイワイガヤガヤ”したこともすっかり忘れているに違いありません。

これって、どうよ!
ものかき業ぷれこの、ぼちぼち日記
2004-11-18 19:34:38
Posted by preco
結婚しないパートナー関係
テーマ:結婚・恋愛・性

http://ameblo.jp/preco/archive4-200411.html 


出産によりパイプラインから外れる危険

 36歳で3人の子持ちである勝間和代さんは、大学卒業後、公認会計士兼コンサルタント→金利のトレーダー→経営コンサルタント→金融機関での調査分析をしてきたのだという。

http://www.wmstyle.jp/archives/2005/01/10_025421.php

 一方、国会議員になった佐藤ゆかりさんは、「私は証券会社で一日18時間働いてきました。日本には仕事と家庭を両立できるシステムはない」とAERAのインタビューで言っていた。

 環境の差か、資質の差か、仕事内容の差か(門外漢には、どうみても同じ経済分野の人だが)、出会った男性の差か、何かよくわからないけれど、職業人としてトップクラスの女性たちの生き方をみてもいろいろだなと思う。

 勝間和代さんは言う。
勝間さん:女性のキャリアに着目すれば、日本は人生のパイプラインシステム(どこからでもやり直せるシステム)が機能していないので、出産でパイプラインから外れるのを恐れるのは当然だと思います。よほどの自信と実績がないと失職の恐れがある。女性が出産してもパイプラインに乗り続ける道具として、「資格」「語学」「若さ」のどれかを持っていないと駄目なんでしょう。ラッキーなことに私はたまたま、出産当時から3つともあったのでパイプラインから外れずにすんだのだと思います。

「資格」「語学」「若さ」か・・。さすが経済界の人! 芸術家なら、「芸大卒」か「コンクール受賞歴」、建築家なら、「学位」か「コンペ受賞歴」だろうな。でも、東京芸大卒の芸術家には卒業以来ずっと失職している人がおおぜいいる。

勝間さん:1ヶ月に15万円は本を買います。でも、みんな、新聞・本などから、一日に2時間くらいは勉強しません?してると思うんですよ。「よくいつ寝ているの?」と聞かれますが、6時間は絶対に寝ています。本にはお金に糸目をつけませんね。アマゾンで買って、ブックオフで売るという流れができています。食費よりもずっと出費としては多いですね。

 私のパートナーSさんは、1ヶ月に7万円ぐらい建築関係の本を買っている。しかもブックオフで売るという流れではないので、研究室と自宅に本とジュンク堂のトートバッグが貯まっていく一方である。最高裁での裁判相手は、古書のコレクターだった。
 私はどんなに疲れていても、連続して6時間も眠ることはできない。

 人それぞれですね。

 「資格」「語学」「若さ」も無く、実績も無かった私が、相手が育てるという条件で子どもを産んだおかげで、出産の後でパイプラインに乗れたのである。
 第一子出産(32歳)前の私の業績は、以下のなかのたった一つだけですよ。

http://www.ongakukyouiku.com/intro.html


授業料上げても設備は悪いままかな

 今日と明日は久しぶりのオフ。この機会に一杯書いていこうと思います。

 資料収集のためベネッセのホームページを見ていたら、「国立大学の入学料、値上げを検討」というニュースが目にとまりました。

 安いから、いろいろなことに我慢ができるのでは?私の前任校富山大学教育学部では、一部の教室を除き、冷房設備がありませんでした。7月も中旬を過ぎると授業などやってられないぐらいの暑さになり、私は例年休講にしていました(笑)。関西楽理研究会の例会は、エアコンが必要な時期には、京都教育大(旧国立)ではなく、うちの大学で開かれます。東京芸大の音楽学部も原則として週末はエアコンが入りません。おまけに、「電力節約のために、2階以内ならば階段を使うように」と書いてある紙がエレベータの前に貼ってあります。ちなみにその建物は4階建て。4階に上がるときだけ使っていいのかしら。

 充実した教育内容はもちろんだけど、冷暖房完備も大切かも!!

 最近の学生たちはみんな贅沢になっているので、6月の初め、エアコンのスイッチを触って、冷風にならないと「送風やわ、ケチくさいなあ」と言います。昨日の京都はとても冷えたので、口々に「暖房はいつから入るの?」と言っていました。

 ドイツ留学から今年帰国して、うちの大学の講師になった、声楽家Mさんの話では「最近までドイツの大学の授業料はタダだったから、20年間いろいろな大学を転々としている人がいたわよ」とのこと。今から30年前、大阪市民の子弟はたった月1000円で大阪市立大学の医学部に通えました。

 少子化対策に関して北欧を真似るのなら、授業料がタダという国のシステムを真似たらどうかしら。

05.11.08 02:51

国立大学の入学料、来年度値上げを検討
 国立大学の入学料の目安となる「標準額」について、来年度からの値上げが検討されていることが7日、わかった。長崎市で開かれた国立大学協会(国大協、会長=相澤益男・東工大学長)の総会で、文部科学省の担当者が「非公式に財務省から値上げを求められている」と明らかにした。
 国立大は昨年法人化され、入学料は各大学が標準額の10%を上限に自由に設定できる。だが、各大学が国から受け取る運営費交付金は、入学料の標準額に基づいて算定されるので、大学が独自の判断で値上げしなければその分自主財源が少なくなる。
 国立大の現行入学料の標準額は28万2000円。入学料はほぼ隔年で値上げされてきたが、02年度のあと04年度の値上げは見送られた。
 一方、少子化対策で私立大の入学料は年々値下げされ、04年度に初めて国立大が私立の平均を上回る「公私逆転」が起きた。04年度は、国立大の方が約2200円高い。
 標準額が値上げされると、国立大側の反発は必至で、年末の予算編成に向けて調整が続きそうだ。


遺伝子が受け継がれない

 自分の年齢を実感するときがあります。
 9月の高校卒業30周年同窓会で配布された同期生の一言メモで「合併後、いわゆる定年が51歳になりました。後2年残り少ない銀行員生活です」と書いてあるのを読んだとき。20年ぶり、30年ぶりで会った同窓生たちの外見が(自分も含めて)様変わりしているよりも衝撃でした。

 定年間近の人がいるかと思えば、私の親友に、昨年48歳で初めて大学の助教授になった女性がいます。彼女は、主婦と研究を両立させて、そのうちその研究の部分が認められたという“よくあるパターン”ではなく、これまで独身。大学教員を10年もやってちょっとくたびれてきた私とは違って、今、新入社員のようにフレッシュです。「女性は35歳が転職リミット、40歳以上は絶望的」といった“週刊誌っぽい”定説は当てはまりません。

 彼女が勤める大学の定年が仮に65歳だとしたら、定年まで勤めたとして勤続年数は17年。22歳から銀行員をしている人はもうすでに今年勤続年数27年目。大学教員の寿命が長いのでは決してなく、後倒しになっているだけなのです。
 私のように25歳で大学をやり通し、社会に出てから大学院に戻り、34歳で修了したような超回り道人間ではなく、ほとんどブランクなく進んでいても、気がつくと30歳、ちょっと欲を出せば35歳になってしまい、出産適齢期があっという間に過ぎていくのです。
 それぞれの人生です。でも、彼女たちの遺伝子は受け継がれません。ほとんどの人は勝間和代さんのようなある意味攻撃的なパワーはもっていないですから・・。もったいないです。

http://www.wmstyle.jp/archives/2005/01/10_025421.php


「家庭」ではなく、「男女関係」

 11月4日金曜日は京都女子大の文化祭第一日目。学生生活委員の仕事で大学に行った後、11日ぶりに東京に戻ってきました。


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 10月末締切のさまざまなものを片付けてホッとしたばかりなのに、発達教育学部紀要の締切( 9日)が迫っています。先週は5週目でお休みだった週末のピアノのレッスンも今週はアリ。12月3日の帝国ホテルでのピアノパーティまで一ヶ月を切ったので、子どもたちも練習に熱が入ってきました。

 そんなわけで、一度延期した一般の人々の反応(2)のNo.5がまたまた後回しに。

 昨晩、テレビをつけると“辺見マリさん離婚”のニュースをしていて、相手の男性が、「マリさんは、家庭ではなく、男女関係を求めていたのに、応じてあげられなかった」といったようなニュアンスのことを話していました。

 「家庭」ではなくて「男女関係」というのが興味深かったです。というのは、最高裁・パートナー婚解消訴訟を理解できない人は、この二つを混同していると思っているからです。
 たとえば、最高裁・パートナー婚解消訴訟について、法律家4氏は自身の解説のタイトルに 「男女関係」を使っています。しかし、書かれた内容は、彼らそれぞれの家庭観や女性観、親子観、子ども観に基づいていますが、男女観はあまり感じられない・・・。法律家にも家族論の学者にも男女を語れる人がほとんどいないと思います。

http://www.partner-marriage.info/hannou_2.html

「婚姻外の男女関係の一方的解消による不法行為の成否」
「婚姻関係および婚姻外の男女関係の存続保護をめぐる二つの最高裁判決」
「婚姻外の男女関係(パートナーシップ関係)の一方的解消」
「婚姻外男女関係の一方的解消の不法行為責任の成否」

 「男女が一緒にいる煩わしさを考えると、1人でいる寂しさを耐えるほうがマシだわね」とコメンテーターのピーコさんが言っていましたが、もし、「子どもがいる煩わしさを考えると、1人でいる寂しさを耐えるほうがマシだわね」と言ったらまだまだヒンシュクをかうのではないかなと思いました。

 辺見さん55歳、相手の男性41歳。見た印象では、それほどの歳の開きは感じませんでした。この間「鈴木宗男と柴田恭兵が同い歳って信じられます?」と私のピアノの生徒のママが言っていたのを思い出しました!

 「人は平等に歳を重ねる」 本当かな?


パートナー婚のお祝いと20歳のピアノ

 先週の土曜日、高校時代の友人からお花とチョコレートが東京の自宅に届きました。


 最近、彼女の息子さんが東大の物理から建築に道を変えたいと言い出して、パートナーのSさんが相談にのってあげたことがあったのですが、そのお礼と、高校時代は知らない者同士だったのに、4年前の同窓会で知り合って今一緒にいることへのお祝いをかねて、とのこと。

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 この日、私は学会で沖縄にいて、Sさんも外出していたので、お花とチョコレートは留守宅でグランドピアノのハンマー替えの作業をしていた松山雅美さんというピアノ調律師さんが受け取りました。
 29歳になった春に買ったグランドピアノ。買った当初から松山さんに調律してもらっています。
 ピアノは来年20歳。13年目あたりから弦がよく切れるようになったので、3年前に弦を張り替えました。そして、今年ハンマーを替えます。
 我が家に訪れた人のほとんどが「どうやって地下に入れたの?」と尋ねます。13年前、分解して吹き抜けから入れました。その時「出すのはもっと大変だよ。壊すしかないかも」と業者の人に言われました。

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 60歳になったときに、35歳のときに父に生前贈与してもらったこの家を建て替えるつもりです。娘もその頃には28歳になるので、私の生活と彼女の生活との関係もはっきりするだろうなと思うからです。
 それまでこの地下で「元気なピアノ」でいてもらいたいなぁ。
 昨晩、Sさんが京都に来ました。10日ぶりの再開。きょうは五条壬生川のお好み焼き屋さんに行く予定です。


掃除・小遣い帳と大学教員評価

 東京芸大の共同研究「日本の音楽教育学の再構築に関する基礎的研究」のうち、私が担当する論文、「音楽学習の継続化のためのIT活用」と「幼児期・児童期の学校外音楽学習の現状と継続化へ向けての課題」を午後、事務局にメールで送信しました。論文の出来はともかく、ホッとしました。
 こういうとき、たっぷり眠るか、ドライブに出かけるか、美味しいご飯を食べにいく人が多いと思うのですが、私の場合はまず掃除。片付いていない部屋のなかでは頭が回転しないので、次のことに取りかかれないのです。
 
ファイル 49-1.jpg 掃除をした後、同志社女子大の打楽器アンサンブルコンサートへ。友人の作曲家、才気溢れる岡田加津子さんのミニシアターが上演されました。なかなか面白かったし、子どもの表現活動へのヒントを一杯もらいました。クセナキスの打楽器アンサンブル「ぺルセファサ」も印象的。

 帰宅するとすぐにやるのが、その日使ったお金を小遣い帳の記入すること。私は大学を出た29歳の春から約20年間、毎日欠かさず小遣い帳をつけています。しかもエクセルではなく「金銭出納帳」! 外見が比較的派手なせいで、金遣いが荒いと思われているらしく、なかなか信じてもらえないのですが・・。

 この間、うちの大学の功名な心理学の先生に「深見さんは分裂気質やな」と言われました。以前、30代以降の健康診断の結果を全部貼ってあるファイルを脳の研究者に見せたときも同じようなことを言われました。でも、この性格、私の仕事にはプラスに働くことのほうが多いです。

 この頃、学会、論文が重なり、かなり手抜きの授業をしていたので、これから明日の授業の準備をするつもりです。

 ネット上の大学教員評価     http://daigaku.nikki.ne.jp/

 このサイト、昨日、パートナーのSさんに教えてもらって知りました。大学教授って楽な稼業だと思われていたはずなのに、おぉぉぉぉぉぉぉ恐い。京都女子大を調べると私の科目も載っているみたいです。


居場所がない・・・

 科学研究費補助金の申請書を先週の火曜日25日に大学に提出してから、事務の人たちが綿密にチェック。たくさんの間違い箇所を発見してくれて、結局修正作業は木曜日の午後までかかりました。だいたい形式的な間違いでしたが、一箇所、370万円を370円と書いてしまっていました(笑)。審査結果発表の来年4月中旬。私は科研に関しては4戦3勝。昨年落ちたので今度は受かりたいです。

 金曜日、日本音楽教育学会のために沖縄に向かいました。土曜日は司会、日曜日は自分の発表。

 沖縄は“海外”ですね。海外旅行から戻ってきたときのように随分くたびれています。学会が終わってから飛行機の出発時間まで間があったので足裏マッサージに行きましたが、あちこち痛かったです。いつもはどんなに強く押されてもビクともしないのですけど。

 発表前の打ち合わせで、せっかくパワーポイントのスライドに動画も数枚貼りこんでいったのに、会場の教室のAV機器ではパソコンからの音声出力ができず、ケーブルをつなぎ変えたりしてもダメで、私のノートパソコンのスピーカーにマイクを近づけて音を拾う羽目に。

 「しょぼい音になってしまう」と思っただけで、私の発表へのモティベーションはへこみ、なんだか無表情に淡々と喋って終わってしまいました。パソコン室などからDTM用の小さなスピーカーでも持ってきてくれるとちょっとマシなのに。前日、司会をした教室の設営係の人は非常に細やかだったので安心していたのですが、ここの人は「スピーカーにマイクを近づけて拾えばいいでしょ」という雰囲気でした。

 現在、研究発表、「ネットワーク型学習コンテンツの現状と課題―教育情報ナショナルセンターが提供する日本音楽関連素材の分析を通じて―」のプレゼンのパワーポイントの動画を私のホームページにアップロードしています。http://www.ongakukyouiku.com/2005_10_30/2005_10_30.files/frame.htm 
 文楽の太夫の語り、なかなかですよ。40メガもあるので、そのうち削除しますが、時間があったら聴いてください。

 4年前、ウィンドウズXPが発売された翌月の日本教育工学会では、半分以上の発表者が発売されて間もないまだ不安定なOSを使っていて、「ウィンドウズ2000では恥ずかしいでしょ」という雰囲気でした。当時、私の研究室にはコンピュータにとても強い男子大学生がいて、出始めたばかりだった赤外線のマウスで遠隔操作をしてくれましたが、私はそのあたりににいた男の研究発表者たちに、「そんなに新しいOSにこだわるぐらいなら、ネクタイにもこだわれよ」と思ったのを憶えています。昨日は、「こちらの黒いスカートで代用してください」と言われた感じでした。

 どちらも嫌だな・・。

 今回の日本音楽教育学会ではインターネットに関する研究発表は私だけ。日本教育工学会に行くと、音楽関係が私だけ。いつも居場所がありません。

 子育ては最終的に自分の役割だという前提を崩さず、仕事を諦める女性たち、死に物狂いで家庭と仕事を両立しようと思う女性たち、仕事だけに邁進と思う女性たちの間で、仕事と恋愛に邁進し、子どもは相手の男性に育ててもらうことを条件に子どもを産んだ私に居場所がないのと同じかな・・。

 さて、次の指導要領の改訂で公立学校の音楽の授業がさらに削減されるのではないかと噂されています。削減阻止をお願いする文部科学大臣への嘆願書への署名がまわってきましたが、私は署名しませんでした。そこに書かれてあった、「音楽の授業が必要」という根拠が弱かったのと、文部科学省が「教育の情報化」を推進しているのに、音楽教育の関係者がそれを無視してきたことも原因の1つであるはずなのに、それにはまったく無自覚だと感じたからです。

 きょうの夜、あるメーカーから、「演奏を録画し、バーコード化して保存する」未発売の装置を大学にモニターで貸してもらいました。
 当分の間、居場所がなくてもこのまま淡々とやっていくつもりです。

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科研が書けた!

 昨夕、科学研究費補助金の申請書が完成し、大学に提出しました。23日日曜日の午後には一時諦めかけていたのに、夕方から書き始め、48時間でワード13枚の計画調書と申請用紙2枚。共同研究者になってくれた名古屋女子大のKさん、長岡技術科学大学のNさん、大阪教育大学のTさん、書式などの修正をしてくれたパートナーのSさんに感謝です。

http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html

 人間って、追い込まれたときにいろいろと考えるものですね。22日からの4日間を振り返って、またあらためてこのノートブックを書いていこうと思います。

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[fukami-lab05:00125] 深見より ( 笑) 非常事態宣言
Mon, 24 Oct 2005 21:46:35 +0900

 深見です。昨日、少々諦めかけていた科研費という研究費の申請を、やっぱりやるぞ、と思って、学内の締切を一日延ばし明日火曜日の17時にしてもらいました。明日の12時~17時の間、研究室のパソコン前にいる私に、みんなシカトしてください。とにかく17時までっ!と思って頑張ります。もちろん、その時間、研究室に出入りしてもいいよ。


オフタイムから始まるオンタイム

 20時45分頃、門衛さんに「まだいらっしゃるのですか」と言われて、慌てて大学の研究室を退去、スーパーに寄ってマンションに戻ってきました。うちの大学は、21時以降研究室にいることは原則としてできなくなっています。前にいた富山大学では24時間いることができたので、この健全なモードに慣れるのに随分時間がかかりました。今晩、パートナーのSさんは自分の研究室に泊り込んでいます。

 明日は11時30分に東山武田病院で腹部超音波の定期検査を受けるので、10時15分に起床する予定で、必要な睡眠時間を考えて、逆算して就寝時間を決めるつもりです。長い間建築事務所にいて、どれだけ夜が遅くなろうと朝のオンタイムは決められてきたSさんは、この逆算して寝る時間を決めるという私の生活パターンに慣れるのに時間がかかったようでした。

 たぶん門衛さんは、私は20時45分に仕事を終えたと思っているでしょう。でも、これからがオンです。

 最近、週刊新潮に「ワイドショーな人/本会議すっぽかし藤野真紀子がすっぽかした子育て」という記事が載っていましたね。立ち読みしました。結婚したときは専業主婦だったのに、子どもができてから料理に夢中になり、子どもを母親に預けたので、2人の娘にとって祖母が母だった」という内容でした。

 すっぽかし、育児放棄・・と人は言いたい放題だけど、没頭したい仕事と子育ては絶対に両立しないと私は思っています。

 他人には仕事をやり終えたと見えるその時刻から、ホントの仕事の時間が始まるのだから。仕事帰り、飲み屋で憂さを晴らすおっさんとは違いまっせ!