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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

リスニング試験もサウンドスケープ

 きょうは大学入試センター入試の監督をした。
 超夜型の私は、早起きの日はいつも睡眠不足。きょうもたった3時間半しか寝ていない。
 全国の大学でトラブルがあったという英語のリスニングテスト。朝の9時30分からぶっ通しで試験をして、最後がリスニングなので、受験生も監督もクタクタだ。睡眠不足のせいか、ICプレーヤーの入ったボールを二段重ねにして運搬中に、階段でつまづきそうになってしまった。冷や汗が出た。

 全員がICプレーヤーを再生させて5分ぐらい経ち、トラブルは回避できたと思ったとき、窓越しに京都タワーが見えた。「この教室はなかなかいい眺めなんだな」と思ったら、今度は鉛筆を落としそうになった。

 大音量が好きなのか、耳の穴に隙間があるのか、ほんの微かに音がもれている子がいる。数秒違いで同時進行しているので、問題冊子をめくる「サッ」という音がほぼ同時に聞こえる。サウンドスケープとしてもなかなかいい。

 私の大学は女子大なので受験生も全員女子。半数近くの子が休憩時にチョコを食べていた。チョコを一粒でも食べたら、もうちょっと頑張ろうという気になるんだろうな。チョコ好きの私と同じ。

 現役で早生まれの子は昭和63年生まれなんだ!! 来年は平成生まれの子が大学に入ってくるんだな。ついこの間、小学生に昭和生まれはいなくなったと言っていたのに・・。

 ICプレーヤーは“お持ち帰り”が原則だが、机の上に残して帰宅する受験生もいた。
 一人の受験生が「音声メモリーだけ持って帰っていいですか」と寄ってきた。メディアとして再利用できると思ったのかもしれないが、再利用できないことがわかると「要らない」と言って帰ってしまった。
 あのICプレーヤーとその附属品、いったい一セット幾らなのだろうか。勿体ないよ。

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 今年から新たに英語のリスニング(聞き取り)テストが導入されたが、ICプレーヤーの故障などのトラブルが相次ぎ、同センターの午後10時のまとめによると、全国で425人が再テストを受けた。同センターは今後、メーカーに原因を分析させる。

 トラブルがあったのは、東京大や東北大、北海道大、京都大など。再テストの対象者は本試験の終了後に再テストを受け、音声が聞こえなくなったところから改めて解答した。

 トラブルの主な原因は、▽途中から音声が聞こえなくなる▽声が大きくなったり、小さくなったりする――など。東京大では、7人が機器の故障などの理由で再テストとなった。北海道大では、5人の受験生から「音量が上下して聞き取りづらい」などの訴えがあった。

 同センターの荒川正昭理事長の話「リスニングテストは全体としては、大きな混乱もなく終了したと考えている。しかし、約400人の受験生からICプレーヤーが原因と思われる申し出があったことは遺憾。今後は、原因を十分分析し、トラブルの数をゼロにしていくとともに、操作方法や説明についても改善したい」
(読売新聞) - 1月22日0時52分更新