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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

前期の授業が終わりました

 先週で前期の授業が終わりました。
 あと少し補講や試験が残っていますが、声がれも少しは良くなりそうです。
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 この夏休みは、ジェンダーのこと、子どもの教育のことなどについて、このノートブックに少しずつ書いていきたいと思います。ここ数ヶ月に読んだ本や記事、自分の体験などをもとにして・・・。
 最高裁・パートナー婚解消訴訟の「一般の人々の反応」に対するコメントも、書こうと思っているうちに数ヶ月経ってしまいました。これもそのうちに。

http://www.partner-marriage.info/hannou.html
http://www.partner-marriage.info/hannou_3.html

 本業のほうのサイトもあまり更新していないので、やらなければ!
 http://www.ongakukyouiku.com/
 


パワーが倍増した結果、海外旅行計画浮上

 6月14日
 きょう、作曲家の野村誠さんが大学に来ました。彼が企画・監修しているNHK教育テレビ「あいのて」の第1回~第3回を見せて、学生たちから感想をもらうために。授業の後、私の研究室で、大学院生の原さんと中野さんと4人でちょっと話をするはずだったのが、結局4時間も語り合いました。

 野村さんもブログにもその様子を書いています(6月14日)。
 http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/
 野村さんたちと喋った結果、パワーが倍増したのかな。彼らが帰って1時間ほどして、思い切って娘とパートナーSさんに海外旅行を提案したら、2人とも賛成してくれました。きょう、私は京都、娘は東京、Sさんは愛知です。

 8月、3人でロンドンに向かう。娘はホームステイ、私とSさんはロンドンまたは別の国に滞在して、その後、ロンドンで合流して、3人で日本に戻る・・・という計画。もちろん娘は私の娘でSさんの娘ではないので、娘の旅行代金は私が払います。

 実の父親と母親は最高裁で闘った宿敵同士なんて、かわいそうな子ども。
 父親とも母親とも一緒に暮せない、ネグレクトされた子ども。
 母親は新しい男とラブラブ、おまけに仕事にめりこみ、家庭を顧みない。
 母親の新しい男と10代後半の娘がうまくいくわけない。


 野村さんが「音」にこだわるように、私は型にはまった一般の日本人の家族観や子どもに対する評価に対抗します。
 負けないぞ!!!!!!!!!!!!!!

 野村さんはすぐにアイデアをもらいたかったようでしたが、京都女子大のe-Learning Management System「KWIINS CLASS」にアップロードしてもらうことにしました。e-Learning はとりあえず私の研究分野なので。
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失礼!失礼!失礼!

 大学の関係者と幼稚園の関係者が集うと、最近の実習生や新任教諭の礼儀がなっていないと幼稚園の人たちは必ず口々に指摘する。「しっかり躾けてから現場に送ってくださいよ。それが大学の役目」と言っているように感じる。
 いや、明らかに言っている。
 半月ほど前に開かれた会合も、いつもと同じような雰囲気だった。「今の若い子は何を考えているかわからない」「家庭でどういう教育を受けているのか」・・・・(これっ、縄文時代からずっと言われ続けてきたことらしい。)
 そのなかで、特に一人の男性園長の話が可笑しかった。
 「新任の教諭が、コーヒーになさいますか、お茶になさいますかと来客者に尋ねたので、なかなか気の利くいい子だなと思ったんですが、コーヒーの出し方をみて驚きました。ソーサーなしでカップだけ出し、クリープの瓶をテーブルに置いたんですよ。本当に失礼なことです」
 そうかぁ????????
 スターバックスではソーサーは出てこない。私はソーサーなんて使ったことがないし、深見さんなら、カプチーノやウィンナーコーヒーぐらい作ってくれるのではないかという期待に応えていないことを少し気にし、ファーストフード店みたいだなと恐縮しながらスジャータを添えてコーヒーを出しているよ。
 この方はさらに続けた。
 「子どもたちに出す番茶を来客者に出した新任教諭もいるんですよ。お客様には蓋のついた湯呑で熱いお茶ですよ、絶対に。最近の子はペットボトルで茶を飲むので、茶は冷たいものとでも思っているのでしょうか」
 私は蓋のついた湯呑は嫌いだ。あの蓋、安定感ないし。“客には熱いお茶”という決まりでもあるのかな。舅のいじめに遭っているみたいで、この園の新任教諭がかわいそうになった。

 この懇談会の翌日、私の前任者で作曲家の野村誠さんが大学を訪ねてくれた。鍵盤ハーモニカを卒論のテーマに取り上げたいという学生2人に会いに来てくれたのだ。この日私はあいにくずっと授業があったのだが、授業の合間に研究室を覘くと、野村さんは、机の上に置いてあった私の食べかけのチョコレートを食べようとしていた。何日も前から少しずつ食べていたそのチョコはすでに残骸そのものだったので、私はストックしてあった大きな板チョコを2枚に3人に渡した。
 次の休み時間に戻ってくると、ポットも使っていないみたいだったので、「自販機で好きなものを買って」と100円玉3個(大学の構内では缶ジュースは100円)をゼミ生の一人に渡した。

 冷たいお茶は失礼。客に缶ジュースも失礼。出された以外のものを客が勝手に食べるのも失礼・・・・。
 失礼!失礼!失礼!失礼!失礼!失礼!失礼!失礼!


 授業が全部終わって研究室に戻ってくると、もう野村さんは帰ってしまっていた。2枚のチョコは残りわずかになり、テーブルに放置されていた。そのゼミ生たちによれば、2枚のチョコのほとんどは野村さんが食べ、少し食べるごとにテンションがあがったらしい。

 チョコを食べながら作曲すると言っていた野村さん。私も大きな板チョコを2日半で1枚食べることにしている(2日で一枚、3日で一枚ではなく、2日半で1枚!)。
 この野村さん、大学の教官として幼稚園を訪ねたとき、その幼稚園の先生たちの価値観では、とても大学の先生とは思えなかったらしく、本当に京都女子大の先生なのか確認する電話が事務にかかってきたらしいと元ゼミ生が言っていた。
 野村先生は大学生にとってすごくいい先生だったと思うし、私だってかなりいい先生のはずなのになぁ。


女の職場の悪循環

 5月28日
 昨日の京都は、降水確率80%の予想が少しずつ下がって40%に、そしてついに曇りに! 
 京都中の子どもたちが来たのではと思うぐらい「やんちゃフェスタ2006」は大盛況。京都女子大のブースも多くの子どもたちで賑わいました。
 私は野外や外部でピアノを弾くときのために、スタンドに載せるタイプの88鍵電子ピアノを持っているのですが、雨が心配で、しょぼい音しか鳴らない電子キーボードを運んだんです。雨が降らないことがわかっていたら、迷わず電子ピアノを運んだのになぁ。
 夕方、河原町三条で打ち上げのコンパ。6品付いていてカクテル飲み放題で2500円。安いです。私はビールは嫌いなので「とりあえずビールで乾杯」にはうんざりするのですけど、こういう店にくると、一口ずつ全種類飲んでみたくなります。
 コンパがお開きになる頃、体調が良くないことに気づきました。インドア派の私が一日中公園にいたせいかも。一晩寝てもよくならないので、きょうの昼ごはんは、自宅マンションから2分ほどの所にある「葱や平吉 高瀬川店」に行き、15センチ四方の枡に入った葱を全部食べました。
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 今回の京都女子大児童学科のメンバーのほとんどは20~21歳。若いけれど、子どもと遊ぶ仕事のプロフェッショナル候補です。

 4大卒には給料を多く出さなくてはならないので、うちは短大卒を採ります。
 結婚したらやめてもらいます。仕事がキツイので結婚生活とは両立しないでしょう。
 子育てを終わった人をパートで採れば新卒の3分の1の経費で済みます。

 大多数の私立幼稚園の経営者の意識はたいていこんなものです。
 昔から女の職場ゆえ、経営者も労働者も意識が変わらないのだと思います。
 また、子どもが好きでこの仕事に就いた人が多いので、「プロとして次世代を育てる」のを自分の子育てに置き換えてしまいがち。家庭のなかでも主たる稼ぎ手ではないので、労働者として搾取されていることに気づかない。変化の少ない世界だから何年もブランクがあっても再開できる・・・・この悪循環!

 若い学生たちからこの悪循環に気づき、打ち破っていく人が多く出てほしいです。 


やんちゃフェスタ2006 in KYOTO

 5月27日
 きょう、京都市西京極総合公園で「やんちゃフェスタ2006in KYOTO」があるので、今週末は京都にいます。昨夕、手作り楽器の材料、楽器、紙芝居の装置などを車で運びました。雨が心配。降水確率が少し下がったけど・・・。私たち、京都女子大のイベントはテントのなかでやるのですが、そりゃ、お天気だったほうがいいに決まっています。
 2004年好評だった「王冠タンバリン」をさらにヴァージョンアップし、より簡単に作れる「すずたん」が 誕生! 京都の飲み屋さんで集めた王冠は、1つずつ叩いてつぶしました。「パチパチカスタ」も自信作です。珍しい大型絵本も紹介します。
 
 今年は、児童学科の学生たちのなかに管楽器が演奏できる人たちがいて、GW明けにバンドを結成。3回の授業のなかで、メモのような一段楽譜から音楽を作り上げていきました。

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 「やんちゃフェスタ2006in KYOTO」のページ、きょうアップロードしました。楽器の作り方も出ていますので、見てください。
http://www.ongakukyouiku.com/kyotowu/recent/yan2006/yan2006.html

 パートナーのSさんも今週末は京都。小瀬さんの占星術によると、今月の私の運勢はあまりよくないらしいので、祇園で待ち合わせてご飯を食べる前に八坂さんにお参りしました。

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 From: yoyaku@exp.jr-central.co.jp
 Date: Fri, 26 May 2006 19:23:41 +0900
 Subject: エクスプレス予約 申込結果

 5/26
 名古屋(21:10)のぞみ151→京都


GW、自宅にこもる

 GW、4月30日に京都に戻ってきてから昨日まで、今秋音楽之友社から友人2人と共著で出す本の原稿を書いていました。
 私の担当分は楽譜や図表を入れて45ページ。一ヶ月ほど前に資料はまとまり、後は書くだけになっていましたが、まとまった時間がなくGWに。

 一週間、毎日12時間以上、図面を描いているパートナーのSさんと机を並べていました。受験生のようだな・・・。

 他にやったことはいえば、
1日 大学に科研費交付申請書を提出しに行った後、祇園近くの雑貨屋散策、研究室用の壁時計を購入
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2日 頭皮マッサージ
3日 デトックスの後、錦市場散策
4日 午後、高校時代の友人4人と鴨川の川床でランチ
6日 整体

・・・とたったこれだけ。


 前任校の富山大学で、たまたま同期に入った人に堀田龍也さんというパワーあふれる研究者がいました。

http://horitan.net/

 34歳でやっと大学院を出て、人より遅れて崖っぷちだった私は、人生で一番頑張らなければならない時期に、彼や彼の仲間からいい刺激をもらえました。その後、こういう人たちは珍しく、5年で論文1本、しかも学生と一緒に書いたものだけ、みたいな人もザラにいることを知りましたけど。

堀田さんはまだ42歳なのに、
著書63
学会誌論文、フルペーパー21
学会誌小論文 レター9
研究紀要など、フルペーパー7
国際会議発表(査読あり)24
学会発表(研究会)65
学会発表(大会、総会)423

私はといえば、頑張ったつもりだけど、この1年で
論文3
小論文2
研究紀要1
学会発表(研究会)1
学会発表(大会、総会)1

 アカンなぁ。
 でも、私は上だけを見ていきます!劣等感より、安逸としたなかでの不安感のほうが私にはツライからです。


科研、リベンジなる!

 4月20日
 科学研究費補助金、基盤研究 (2005年10月26日のノートブック参照)の採択が内定しました。 「教員・保育者養成のためのピアノ実技e-ラーニングコースの設計と開発」 

Date: Thu, 20 Apr 2006 11:42:53 +0900

おめでとうさん

>小林さん、中平さん、ついでにSさん

>深見です。
>受かった!!!!!!!!
>
>17日に内定って、日本学術振興会のサイトに出ていたから、昨日は10回もレターボックスを覗いてたのだけど。
>私立は科研に弱いというジンクスを破ったよ!

日本学術振興会
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html


 前任校、旧国立大学の富山大学では3戦3勝だった科研費に、昨年はあえなく落選。
 私立大学は旧国立大学より受かりにくい、決め手は研究協力者の業績・・などといろいろ噂はあるようですが、本当のところはわからないです。科研費に応募しない教員の名簿リストを教授会で配布し、科研費に応募しない教官=研究をさぼっている先生とされていた前任校と違って、今の大学では応募する教員がそもそも少数。受かりにくいのではなく、応募者自体が少ないのでは?(「競争的研究資金」に応募者が少ないということが問題といえば問題だけど。)

 京都女子大で研究代表者として採択された教員12名のうち、女性が4名。女性が占める割合もまあまあです。

 研究がテクノロジー寄りの私は、音楽教育の世界では刺身のツマなので、「子ども・音楽・大学・教育・テクノロジー」をキーワードとして、競争的研究資金に挑戦し、対外的に自分なりのポジションを作りたいんです。「音楽と接していれば幸せ」という音楽仲間が大勢いるけれど、私は彼ら(彼女ら)ほど音楽そのものは好きではないので、“好き”というだけではやれない仕事がしたいんです。

 一浪で大学に合格した受験生のような気持ち。ホントによかったです。
 
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 (注)科学研究費補助金=人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うもの


“公立塾”が出来るらしい

 公立学校を5日制にした文部科学省が、“公立塾”を始めるのだそうです。
 何のために学校があるのだろうと思いました。
 団塊世代の教員の再就職先を確保するため? でも、いい先生だけが講師を希望するとは限らないですよね。それどころか、いい先生はこれ以上教育委員会などと関わりたくないと思っているかもしれません。
 通塾する子どもとの学力格差を解消するのが狙いというけれど、公立小中学校Vs私立小中学校に、“公立塾”Vs“私立塾”が加わり、ますます複雑な状況になっていくことは心配しないのかな。
 結果を出さないと生き残れない“私立塾”と、税金を使ったうえに結果を出さなくてもいい“公立塾”との間にも妙な差が生じそうです。

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塾に通えぬ小中学生に“公立塾”

 経済的理由などで塾に通えない子どもを支援するため、文部科学省は来年度から、退職した教員OBによる学習指導を全国でスタートさせる方針を固めた。

 通塾する子どもとの学力格差を解消するのが狙いで、放課後や土・日曜に国語や算数・数学などの補習授業を行う。

 来年以降、団塊世代の教員が相次ぎ定年を迎えることから、文科省では「経験豊富なベテラン教師たちに今一度、力を発揮してもらいたい」と話している。

 教員OBによる学習指導は、希望する小・中学生を対象に、放課後や土・日のほか、夏休みなどの長期休暇を利用し、小・中学校の教室や公民館、児童館などで行う。受講は無料とし、テキスト代などは参加者に負担してもらう方向で検討する。

 教員OBの確保は、講師希望者を事前登録する「人材バンク」のような制度の整備を目指しており、計画が固まり次第、各都道府県教委などに協力を呼びかける。講師への謝礼などについては、今後さらに協議する予定だ。

 文科省は、長崎市で2003年7月に起きた少年による男児誘拐殺人事件などを受け、地域住民と子どもたちが一緒に遊びやスポーツを楽しむ「地域子ども教室」を推進している。教員OBによる学習指導は、この事業を拡大する予定で、各都道府県を通じ、市区町村に運営費用を支援する。
(読売新聞) - 4月16日3時7分更新


せっかくデジタル化したのに・・。

 7日~9日の週末、10日ぶりに48時間東京に戻りました。
 土曜日はピアノのレッスン、「アート寺子屋」の打ち合わせ。
 ご飯を作ってくれるパートナーのSさんは京都だし、冷蔵庫には思ったほどの食料もないし、食べにいく時間もない。・・。
 
 高校2年生の生徒Rちゃんに、「お腹がすいた~~。途中で何か食べるものを買ってからレッスンに来てぇ。」と頼みました。
 「……それゎ大変だ! 了解しました。(^^ゞ何か買っていきます。予算ゎだいたいいくら位デスカ? でも私のレッスン時間7時ですょね? それまでもちます?」
 幼稚園年長さんのときにピアノを始め、一度も中断せずに12年目のRちゃん。長い付き合いです。

 10日分の郵便物を整理し、小さいながらも4階建ての一軒家を掃除し、季節柄、除湿剤や防虫剤などを取替え、翌週の準備をすると、瞬く間に時間が過ぎてしまいました。

 昨日から前期の授業開始。
 今年度から京都女子大のすべての授業でe-Learningがスタートしました。教員は教材をアップロードできるし、学生はレポートを自宅から提出できるし、連絡用に掲示板を使うこともできるようになりました。
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 便利になったなぁと喜んでいたら、新学期早々とんでもないミスをしていることがわかりました。
 昨日の2時限「総合演習」、Windowsの教室を予約し損なっていたのです。
 「火曜の2時限はWindowsの9教室、全部塞がっています。Macの教室しか空いていません」
 「・・・・・・」

Macでは無理ですぅぅぅ。。。。。私はこの5年ほどMacは使っていないし、学生たちだってほとんど使えない。でも、もう他の曜日、他の時間に移すこともできない。
 
 せっかく大学全体がネットワーク化、デジタル化したというのに、私にとって「総合演習」は唯一コンピュータをフル活用するはずの授業だったのに、なるべくコンピュータを使わずこの授業をやらなければならない羽目になってしまいした。
 がっかりのスタートです。


紙ゴミの山~家の中のほうが修羅場です

 4月に入って2日~4日は家にいました。
 ベルリンの占星術師、小瀬泉さんに「3月の下旬から4月初めにかけて疲労をためないように」と言われたので、なるべく身体をやすめようと決めたのです。

 3日は美容院に。私は20年以上も早稲田の同じ美容院に通っていたのですが、最近東京で時間がとれないので、パートナーのSさんが気に入って通っている四条河原町の美容院に行ってみました。私のイメージを少しずつ変えていこうかなと思っています。

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 4日はマッサージとデトックスの後、烏丸御池から四条河原町までジグザグに歩いて、新しいショップを開拓しました。
 でも、結局、家にいるときに一番仕事をしてしまうのです。
 今秋音楽之友社で出す本のうち、私が担当する40ページ分のネタを書き出しました。資料を見ながら必要と思った事柄や、心に浮かんだことをパソコンでザーッと書き出し、それをプリントアウトして、印字した紙を切り刻んで項目ごとにノートに糊付けするのです。
 Sさんが、紙にまみれている私に「パソコンでまとめればいいじゃないか」と言いましたが、大学院の頃からずっとこうやっている私には、このやり方がベストなんです。指には糊がつき、皮膚が荒れてくるし、自分でもアホなことしてるな、と思いつつも・・・。

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 昨日5日は、10時45分からの児童学科会議に始まり、ゼミのミーティング、旧家政学部教授会、発達教育学部教授会、発達教育研究科会議、新入生専攻別オリエンテーション、発達教育学部歓送迎会(京都センチュリーホテル)。

 久々のフルタイム勤務+残業。
 世の中では、このフルタイムの勤務時間を短縮し、家庭にいる時間を多くすることを男女共同参画社会での理想的なあり方としているけれど、家の外にいて流れていく時間に身を任すことのほうが楽で、家の中のほうがよほど修羅場です。

 “紙ゴミの山”に戻ってきたSさんは、10時間滞在した後、出かけました。次に会えるのはおそらく9日の夜。こういうのを「コミューター・マリッジ」というのを最近知りました。“別居婚”よりは明るくていいかもしれません。