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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

中年女性の闘い

 1月1日
 元旦の朝、12月10日に亡くなった父の夢を見ました。
 父は、昔住んでいた大阪の家の食卓の、父の定位置ではなく、私の定位置に座ってやさしく笑っていました。玄関が開き、風で白いのれんが揺れていて、父の幽霊が入ってきたんだと思った瞬間、父は消え、代わりに30代ぐらいの和服の女性が入ってきました。お花の先生らしかったです。次に見慣れない家に場面が変わり、乱雑に並んでいる置物のなかから、誰かが“矢の形をした茶色の髪留め”を指差して、「こんな不吉なもの、家の中に置いてはいけない。」と言いました。私は近くの知り合いの家にそれをもらってもらおうと出かけたのですが、「そんな不吉なもの!」と言いたげな顔をされたので、天に向かってその髪留めを投げました。そこで目が覚めました。

 何だろう、この夢・・・。

 夕方から、パートナーのSさんとTOHOシネマズ六本木ヒルズに「プラダを着た悪魔」を観に行きました。大女優、メリル・ストリープは、自分が演じたファッション界に君臨するカリスマ編集長ミランダについて、「ミランダが毎日体験しているプレッシャーを自分のことのように感じたし、彼女の置かれている状況を見て、現代社会に置いて中年女性がいかにあっさりと重要な仕事を奪われてしまうものかを考えては怖くなったわ」と言っています(パンフレットより)。私も毎日そうした恐怖と闘っています。評価されてもされなくても身分は安定、平穏な職業と思われている大学教授なので、なかなかわかってもらえないけど。
 http://www.tohotheater.jp/
 自分の言いたいことを直接的に言えるミランダに感化されたのか、私も長年の友人にこのところずっと思っていたことを直接的に言いました。これ以上、ムダな時間を費やさないために、そして、自分を守るために・・・。