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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

母親が専業主婦という条件

 私にピアノを習うSちゃん(女児・5歳)のお母さんは、弁理士の資格も持つ銀行のフルタイムワーカーである。この間レッスンが終わった後、「うちは公立の小学校に進み、中学校で私立を受験させようと思う」と話した。その訳は私立小学校は母親が専業主婦でなければ合格できないからだとか。「これからの女の子は職業に就くことが当たり前だし、女子校でも東大○○名合格というのがウリなのに、お受験小学校に通う子どもの母親がなぜ専業主婦でなければならないのか腑に落ちない」と言う。

 数日後、ピアノの先生で親友のGさんにこのことを話したところ、「私の知り合いの弁護士夫婦の子どもも落ちたらしいよ。母親が働いていたら絶対に合格できないと塾の先生に言われたのに敢えて受けたのだけど。弁護士をやめるわけにもいかないじゃない。」

 母親が専業主婦であることを入学の条件にしている私立の小学校の関係者は、名門大学に送り込むところまでは関心はあっても、キャリア形成には関心を持たないのだろう。本当はそこからが大事だというのに!!

 Sちゃんは頭がいいことが一見してわかるような演奏をする。一度聞いた語句は絶対に忘れない。どこかの私立小学校は“大きな魚”を逃している・・・・。


大阪ガスの奇妙なアンケート

 京都のマンションの郵便ポストに大阪ガスのモニターアンケートが入っていた。ガスコンロ、ガス冷暖房などに関する質問が続いた後、最後の4つの質問に困ってしまった。その質問とは・・・・

Q52 ご世帯の奥様はおいくつですか。
1. 29才以下 2. 30歳~39歳 3. 40歳~49歳 4. 50歳~59歳 5. 60歳以上 6.該当者なし

Q53 Q52で該当者なしとお答えの方にお伺いします。ご本人様はおいくつですか。
1. 29才以下 2. 30歳~39歳 3. 40歳~49歳 4. 50歳~59歳 5. 60歳以上 

Q54 世帯主の職業はどれにあたりますか。
1. 会社員 2. 公務員 3.自営業 4.その他

Q55 奥様のお仕事はどれにあたりますか。1つだけお選びください。
1. 主婦専業 2. パートタイム、アルバイト勤務 3. フルタイム勤務 4. 自営業 5. 内職 6.その他 7. 該当者なし

 私はこのマンションの契約者・世帯主で、ここに住民登録がある。パートナーのSさんは私の東京の自宅に住民登録がある。

 女であるという理由で、とりあえずQ52で自分を奥様と位置づけ、3.に○をした場合、Q53は飛ばして、Q54で1.に○をした結果(私立大学は会社だから)、Q55で私は奥様ではないということになる。奥様がいる男性が記入した場合、Q53で本人が質問に答えられないという妙なことになる。

 大阪ガスは、必ず女性がアンケートに記入すると思っているだろうか。こういうアンケートは世帯の多様化に追いついていないなぁ。大阪ガスが想定する標準的な世帯など、四条河原町のマンションにはほとんどないと思う。

 私は5分間でさっとさっと書き込んで、謝礼のギフトカードをもらうことにした。