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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

「忙しい」と感じるとき、まだ10倍程度の仕事はこなせる

5月25日
 最近、「仕組みづくり」に関する本が多く出ています。私のような大学教員&ピアノ教師は、いくら“最少の時間と労力で最大の成果を出そう”としても、「私の授業は内容が濃いので、45分に短縮します」とは言えないし(笑)、「濃密なレッスンをしますので10分短くします」とは言えないんですよね。仮に(あくまでも仮に、です)私が2倍濃厚な授業が出来るとしても、私の給料が倍になるわけではないし・・・。
 といった具合に、あまり関係がなかった「仕組みづくり」ですが、最近、私が監修する児童学科の音楽隊や、児童擁護施設でのピアノレッスンが本格的に始動し、「仕組み」について考えることが多くなりました。
 だって、すでに1つの児童擁護施設でゼミ生がピアノを教え始めた子どもたちのほうが、私が土曜日にミュージック・ラボで教えている子どもたちの数より多いのですよ。
 「仕組みを作らなければ!!」 これまで研究以外は個人プレーだった私にはとても大きな変化です。

 『「仕組み」仕事術』を書いた泉正人さんは、“人が「忙しい」と感じるとき、まだ10倍程度の仕事はこなせる”と言っています。以下、『「仕組み」仕事術』の中で気になった言葉の数々です。私は優秀ではないし、ビジネスの世界にいるわけではないですが、悠々自適なタイプでもないので、私なりの「仕組み」づくりをやってみるつもりです。

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 何かあったときに他の誰かが対応できる「仕組み」をつくる(P.25)
 個人の才能や努力だけでは乗り越えられない「壁」がある。「仕組み」とは「誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム」のこと(P.31)
 優秀な人にたくさんの仕事をさせてしまうと、その人が持つ最も大切な能力が発揮されなくなってしまう。その最も大切な能力とは、「新しいものを生み出す能力」である。優秀でない人は、暇になれば暇なだけで終わってしまうが、優秀な人というのは、暇な時間ができると、意識的に、あるいは無意識のうちに、それを「考える時間」にあて、そして実際、必ず何か新しいものを生み出す。優秀な人に「自由な時間」を与えるほど効率のいい戦略はない。だからこそ、ビジネスの世界において、さらに上を目指そうと考えている人は、単純作業やルーチンワークなど頭を使わないですむ仕事には「仕組み」を徹底してつくることで、効率化させたり、人にまかせたりする。(P.42)