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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

娘が姓を変えるということ

 高裁での審判中、相手が、関係の一方的破棄による慰謝料を認める代わりに、長女の親権を私に移動をしたいと言ったことがありました。娘が私立大学にでも行けば、一年の授業料だけでも100万円。それだったら、ここで私に100万払ってもいいかと思ったに違いありません。その頃、再婚してから職をみつけた妻がリストラに遭ったと裁判官に訴えていましたが、私は娘が存在するだけで十分だし、親権なんてどうでもいいので、この取引話を無視しました。

 そのことをこの間娘に話したら、「私はまだ高校生で無名だから、別に深見になってもいいけど。でも、お父さんがそれを望んでいるのなら、とことん○○(相手の姓)で居座ってやるわ。」と言いました。

 
 もし、16歳の子どもが人生の途中で名字が変わるのなら、多くの人がそのことを可哀相だと思うでしょう。「その名字でお友達を作り、学校でも知られているのに」とでも言いながら・・・。それなのに、結婚で変わることについて、可哀相だという人はほとんどいない。なぜなのでしょう。
 私や現在のパートナーSさんのように、その姓で20年ほど仕事をしてきたのなら、ある日突然改姓を求められるのは人権に抵触するほどのこと。「2人とも大学教授だから、論文の著者名が一貫しないから不便なのでしょ。」そんな頭の先っぽのことだけではなく、全人格に及ぶ問題です。

 さて、ここで夫婦別姓と少子化問題を比較してみることにします。
 ずっと女性の社会進出が少子化の原因と言われてきましたが、最近急に、男女共同参画時代の実現が少子化を阻止するという言説が主流になりました。これってウソくさいです。男女共同参画を進めたい人たちが少子化問題を利用し、少子化を阻止したい人が男女共同参画を利用しているとしか思えないからです。
 これと似たようなことが夫婦別姓の阻止でも起こっているのでは? 夫婦別姓を阻止したい人たちは、別のものを阻止したくて、あるいは何かの既得権を守りたくて夫婦別姓の阻止を利用しているのではないですか。

 娘の名前はおそらく日本に1人しかいない珍しい名前です。深見より○○のほうが合うのです。一生、その姓と名前でいいと思っています。