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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

スーパーなファミリー

 高校時代の親友Mさんと1年ぶりに食事をした。

 Mさんは今京都のS病院の眼科部長。彼女は留学先のボストンから帰国して、6年ほど前まで佐賀の病院に勤めていた。「九州はホントに男尊女卑。「女なんて頼りない。男の医者に替わって」とよく言われたけど、京都では、女だからどうのこうのと言われなくなって仕事がしやすくなったわ。」「でもね、東京に出張に行くと、女医であることをウリにしている医院の広告をよく見かける。東京では女であるほうが得になってきているよね。京都は中間っていう感じ。」

 そういえば、私が通っているT病院の産婦人科など、女の先生たちは軒並み1時間30分待ちで、男の先生たちの診察室は閑古鳥が鳴いている。「女の先生たちは予約でいっぱいです。お待ちいただけないのなら、男の先生にしてください」と受付の人が患者さんたちに言っている。

 Mさんは京大医学部を出ていて、夫は京大医学部の一学年先輩である。息子と娘は東大の理1と文3の学生である。

 彼女が医局に入った頃、女性は外科には入れなかったという。「私たちの頃は男女機会均等法の前だからね。息子と娘を比べると、女の子のほうがより自由に仕事も選べるし、人生も楽しめるようになっていると感じている。」

 なぜマスコミはこのスーパーなファミリーを取材しないのだろう。