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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

初めて離婚届の証人になる

 10月5日
 大阪の高校での出張授業を終えて、新幹線に乗り込み、名古屋へ。
 名古屋女子大学の小林田鶴子さんと、科研のことや、年末に音楽之友社から出版予定の共著の校正についてミーティングをしました。
 そこへパートナーのSさんがやってきて、9月25日に私が東京の自宅を出てから10日ぶりの再開。こういうの、すれ違い生活というのだろうけど、一人でいる時間と2人でいる時間がはっきり分かれていて、慣れるとなかなかいいものです。

 さて、今週、あるカップルから、離婚届の証人を頼まれました。
 この2人はもう随分前から離婚したいと思っていて、パスポートを更新するのを機に離婚することにしたそうです。
 「一番理解してくれそうな深見さんとSさんに証人になってほしいのだけど。」と“妻”である女性から電話がありました。一番理解してくれそうな・・・うれしかったです。2年ほど前、“夫”である男性が、「結婚していると、〇〇ちゃん(“妻”)が〇〇ちゃんらしくなくなってしまうようで嫌なんだ」と言っていたことを思い出しました。

 外見は夫婦に見えるけど、実は籍が入っていなかったというのはよくある話。でも、この2人は、外見も夫婦に見えないし、周りの誰もが、2人が籍を入れているとは思っていないみたいなんです。私とSさんのほうが、よっぽど夫婦に見えます(笑)。

 離婚してもこの2人の関係は何も変わらないでしょう。「だったら、今のままで(結婚したままで)いいじゃないの」という人は、おそらく何某かの“知性”が足りないんだと思いますよ。


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