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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

親権が“勝利”?

 きょうは講義のない日なので、兵庫県立柏原高校に出前授業に行ってきました。

京都女子大では教員による出張授業が実施されています。
http://www2.kyoto-wu.ac.jp/nyushi/shuccho/index.html
 この制度、高校にはとてもお得。京女の場合、講師への謝礼(名目は資料作成経費)や交通費、授業で配布するプリントのコピー代なども“大学もち”なんですよ。

 6月に京都の高校に行ったときは私だけだったのに、きょうは、東大の地震研究所の人とか一杯来ていて、同時進行で大学の先生が授業をし、生徒たちが興味のある分野の授業を選ぶという形。

 関西大学で民法を教える助教授、伊室亜希子さんという方も来ていました。請負契約が専門で将来を嘱望されている若手研究者だということ。きょうは話をする機会がなかったけれど、私の「最高裁パートナー婚解消訴訟」のこと、知っているかな、と思いました。
http://www.jm.kansai-u.ac.jp/GakujoDb/KENSAKU_PROFILE?hidden_ID=%5D--%5D--%60@&WORD_FLG=0&SerchType=G&AccCount=&Acc_Num=42

 娘が高校生になった今、高校生はとても幼くみえます。10月2日のノートブックで、「仕事は自分が生きている意味そのものだったりする。」と書きましたが、仕事とは自分のもっているものを誰かに与えることであると思っている私には、この“一期一会”って楽しいです。教わるのではなくて、ちょっと真似て、後は自分たちのアイデアでやってほしい。一世代下の彼らが私たちの世代と同じようなやり方をしたら、つまらないから。
 企業にしても職業にしても栄華は長く続かないですよね。彼らが私の世代になったときに最もときめく職業は、今まだ存在しない職業かも。

 珍しく鼻風邪をひき、作るのが邪魔くさいので、河原町のサイゼリアで晩御飯を食べました。高校生と大学生ばかり!
 私がスパゲッティを食べていると、カップルが私のほうをチラチラとみています。男の子のほうは振り返ってみています。たぶん女の子が京女生なのでしょう。「あそこの人、うちの大学の先生・・」なんて、言っているみたいです。京都に来て1年半。四条通を歩いているとたぶん一人ぐらい京女生とすれ違っていることでしょう。悪いことできないなぁ。

 「私は3年後に結婚するつもりやから、それまでは思いっきりやりたいことやんねん」「結婚するとたぶんうまく行けへんやろうな。家庭の味が違うとかでもめると思う。・・」と、隣のテーブルの女の子が話していました。結婚したら、やりたいことができないと思っているんですね。最高裁の裁判相手とのパートナー関係でも、私はやりたいことをやりました。今のパートナーSさんとの関係でも、やりたいことをやっています。もっとどうやったら結婚してもやりたいことができるか、考えればいいのに・・・。

 家に戻ってテレビをつけると、ニュースステーションで「共同親権」のことを取り上げていました。判決当日、毎日新聞で「最高裁パートナー婚解消訴訟」の判決についてコメントした早稲田大学の棚村正行さんが「離婚するとどちらか一方(ほぼ80%が母親側)が親権をとり、親権をとったほうが“勝利”するという今の状況を改善すべきです。」と言っていました。

 親権が“勝利”?
 あげると言われても要らない私には理解できなかったです。

http://wolfgang.exblog.jp/1053482#1053482_1


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