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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

内心の決着なんかつけなくていいのでは

9月17日
 吉本隆明(評論家)と内田樹(神戸女学院大学教授)の対談「日本の家族を蝕む“第二の敗戦」(特集「親」が壊れている 『中央公論』、2007年9月号)」で吉本隆明さんが次のように言っていました。

 例えば、最近の若い人たちは格差社会が問題だと言いますけど、僕などは、「社会で重要視されなくなって、自分のやりたいことを勝手にやればいいじゃないか」と考えてしまう。「不満を表面に出さなくても、自分なりに内心の決着をつければいいじゃねぇか」と。でも、若い人は、どうもその決着がついていない。こういうことは誰にでも多少はあるわけだから、自分の心の底に沈めておくとか、視点を変えて別の方面から考えを構築していったほうがいいんじゃないか、と僕は思うのですが、それができない。そして、この「決着がついていない」のは親の世代でも老人の世代でも同じだ、と思うんです。(原文ママ)

 社会で重要視されてきたアンタには言われたくない!!と思いましたよ。
 お金を一杯持っている人に人生お金だけではないと言われると、貧乏な人はくそっーって思うでしょう?
 頭の良さ以外のほとんどを揃えて生まれてきた人間(もちろん安倍首相です!)に再チャレンジをしようと言われると、あなたこそ、もう一度東大を受験したらどうですか、少なくとも早慶ぐらいにはチャレンジしてくださいよ、と言いたくなりませんか?
・・こう書くと学歴を肯定しているみたいですが、学歴も高くない、しかも頭も良くないのになぜ首相までなれたのかと考えたら、多くの人が不満をもって当然だと思うのです。(追記)
 両親と同居し、何人もベビーシッターを雇えるぐらい収入がある女性に、女性誌に何かのインタビューで、トータル百万円ぐらいの衣装をまとい、子育ては楽しいですよなんて言われて、普通の女性たちは悔しくないのでしょうか?
 日本中にやり場のない怒りが溢れていると思いますよ。

 決着がついてなくていいじゃないですか。
 心の底に沈めなくていいじゃないですか。


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