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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

久しぶりに、裁判サイトを更新しました

 9月11日
 長い間、最高裁・パートナー婚解消訴訟のサイトを更新できていませんでしたが、やっと一昨日、一般の人々の反応(1) No.11「岡森利幸氏のオブジェクション」 ~「準婚関係の認定」に対する私のコメントをアップロードしました。

 岡森さんのコメント
http://www.partner-marriage.info/hannou11.html

 それに対する私のコメント
http://www.partner-marriage.info/hannou11-comment.html

 タイトルに「準婚関係の認定」と書いているのに、岡森さんは法律婚と事実婚との線引きにはあまり関心がないようです。これは新鮮でしたが、法律婚を嫌う理由がわからないと言っているのと、大学教授という職業を過大に評価している点が気になりました。
 大学教授もいろいろです。私の業界(音楽教育)は、優秀な男が非常に少ないため、“ガラスの天井”をほとんど意識せずに済むし、芸能界の一種でニッチな世界。34歳でやっと大学院を修了した私でもやって来れた世界なのですよ。

 “ガラスの天井”~男女平等なので女性も上級職への就任が可能であるというタテマエ(透き通ったガラス)がありながら、女性が実際に上位のポストを得ようと思うと、その意思を阻む見えない「天井」が存在する、ということ

 『バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか』(2006年7月刊)のなかで上野千鶴子さんが次のようにコメントしています。上野さんにこそ“ガラスの天井”はないように思うのですけど・・・・。
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 85年の男女雇用均等法がもたらしたもっともネガティブな効果は、「やればできる」という間違った幻想を若い女に、それも労働市場に出る前の女たちに定着させてしまったことだと、私は思っています。実際にはガラスの天井がありますから、たとえ総合職で男並みの貢献をしても、男並みの見返りがないことは、働きはじめて数年もすればわかってくる。にもかかわらず、メディアはそういう現実に目を向けず、例外的なサクセスの事情しか報道しない。
 ガラスの天井をやぶった人は「ガラスの天井はなかった。実力でここまできた」と自己評価しますが、(中略) 日本ではそういうケースは例外中の例外でしょう。むしろ、ガラスの天井にぶちあたる前に、ぶちあたることを回避して起業した女や、自分のニッチをつくってサクセスした女が多い・・(中略) ・・曽野綾子さんなら「実力でここまできた」というでしょうが(実際にそういっていますが)、彼女の業界が文学という芸能界の一種であるという、例外的なケースであることの自覚がない(笑)。
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