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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

遺伝子が受け継がれない

 自分の年齢を実感するときがあります。
 9月の高校卒業30周年同窓会で配布された同期生の一言メモで「合併後、いわゆる定年が51歳になりました。後2年残り少ない銀行員生活です」と書いてあるのを読んだとき。20年ぶり、30年ぶりで会った同窓生たちの外見が(自分も含めて)様変わりしているよりも衝撃でした。

 定年間近の人がいるかと思えば、私の親友に、昨年48歳で初めて大学の助教授になった女性がいます。彼女は、主婦と研究を両立させて、そのうちその研究の部分が認められたという“よくあるパターン”ではなく、これまで独身。大学教員を10年もやってちょっとくたびれてきた私とは違って、今、新入社員のようにフレッシュです。「女性は35歳が転職リミット、40歳以上は絶望的」といった“週刊誌っぽい”定説は当てはまりません。

 彼女が勤める大学の定年が仮に65歳だとしたら、定年まで勤めたとして勤続年数は17年。22歳から銀行員をしている人はもうすでに今年勤続年数27年目。大学教員の寿命が長いのでは決してなく、後倒しになっているだけなのです。
 私のように25歳で大学をやり通し、社会に出てから大学院に戻り、34歳で修了したような超回り道人間ではなく、ほとんどブランクなく進んでいても、気がつくと30歳、ちょっと欲を出せば35歳になってしまい、出産適齢期があっという間に過ぎていくのです。
 それぞれの人生です。でも、彼女たちの遺伝子は受け継がれません。ほとんどの人は勝間和代さんのようなある意味攻撃的なパワーはもっていないですから・・。もったいないです。

http://www.wmstyle.jp/archives/2005/01/10_025421.php