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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

母親が専業主婦という条件

 私にピアノを習うSちゃん(女児・5歳)のお母さんは、弁理士の資格も持つ銀行のフルタイムワーカーである。この間レッスンが終わった後、「うちは公立の小学校に進み、中学校で私立を受験させようと思う」と話した。その訳は私立小学校は母親が専業主婦でなければ合格できないからだとか。「これからの女の子は職業に就くことが当たり前だし、女子校でも東大○○名合格というのがウリなのに、お受験小学校に通う子どもの母親がなぜ専業主婦でなければならないのか腑に落ちない」と言う。

 数日後、ピアノの先生で親友のGさんにこのことを話したところ、「私の知り合いの弁護士夫婦の子どもも落ちたらしいよ。母親が働いていたら絶対に合格できないと塾の先生に言われたのに敢えて受けたのだけど。弁護士をやめるわけにもいかないじゃない。」

 母親が専業主婦であることを入学の条件にしている私立の小学校の関係者は、名門大学に送り込むところまでは関心はあっても、キャリア形成には関心を持たないのだろう。本当はそこからが大事だというのに!!

 Sちゃんは頭がいいことが一見してわかるような演奏をする。一度聞いた語句は絶対に忘れない。どこかの私立小学校は“大きな魚”を逃している・・・・。